病気の予防や健康な体づくりのために、ローヤルゼリーを飲んでいる人やこれから飲むことを考えている人は大勢いるかと思います。そのような人の中には薬との飲み合わせを心配している人も少なくはないでしょう。
そこで、そんなあなたのために、ロイヤルゼリーと薬との飲み合わせについて紹介します。

薬との飲み合わせは原則OK

ローヤルゼリーはミツバチの巣から採れる自然由来の健康補助食品なので、薬との飲み合わせについては基本的にはあまり心配をする必要はありません。また、ローヤルゼリーには免疫力の低下を防ぐ力が備わっています。そのため、風邪薬を服用する際にも副作用の心配はないばかりか、逆に栄養補給になるのでむしろ飲み合わせにより効果を発揮します。特にローヤルゼリーに含まれるアミノ酸は体に必要なエネルギーを作り、疲労回復に効果があります。

注意が必要な飲み合わせもあります。

一方、ローヤルゼリーを飲むことで薬の効果を半減させたり、効果をなくしてしまうこともあります。場合によっては薬が効きすぎてしまって逆に体調不良になることもあります。

ワーファリンとの飲み合わせは避けましょう。

特に飲み合わせに注意が必要な薬の成分として「ワーファリン」があります。ワーファリンは「血液凝固阻止剤」といって、血液が固まるのを防ぎ血行をよくする成分が含まれていて、心臓や血管に病気を抱えている人に処方される薬の一つです。ローヤルゼリーにも血液の循環をよくする作用があるため、飲み合わせた場合に薬が効きすぎて出血が止まらなくなる可能性があります。
毎日薬を服用している人は、かかりつけの医師にローヤルゼリーとの飲み合わせに問題がないかどうか相談してください。

漢方薬との飲み合わせにも注意が必要

ローヤルゼリーと漢方薬は共に副作用の危険性は高くはありませんが、同時に飲むのには注意が必要です。それは、漢方薬にはタンニンが含まれているものが多く、ローヤルゼリーに含まれている鉄分の吸収を弱めてしまう場合があるからです。鉄はタンニンと結びつくと水に溶けにくくなり、腸で吸収されずに体外に排出されてしまいます。ですからどうしても両方飲みたい人は、1時間ぐらいの間をおいて飲めば大丈夫です。その際にもかかりつけの医師に相談することをお勧めします。

ローヤルゼリー摂取によるアレルギー反応には注意が必要

ローヤルゼリーを飲む際に特に注意をした方がよいことはアレルギー反応です。ローヤルゼリーは花粉や蜜など多くの植物の成分が含まれています。ですから、食物アレルギーやアトピー性皮膚炎、喘息などの持病を持っている人は過剰反応を起こしやすく、アレルギー反応を引き起こす可能性があります。体質に不安がある人は医師に相談することはもちろん、少量から飲み始め、問題が無いようなら 少しずつ量を増やしていくことをお勧めします。

まとめ

ローヤルゼリーは、ミツバチの巣から採れる自然由来の健康食品なので、薬との飲み合わせについてはあまり心配する必要はありません。
しかし、ワーファリンや漢方薬など、薬の効果を半減させたり効果をなくしてしまうこともあるので注意が必要です。さらに、アレルギー反応の可能性もあるので、体質に不安がある人は医師に相談することをお勧めします。